母から電話。
「明後日、100日やで」
長男が生まれて
もう100日!?
その“明後日”は、
ちょうど休日。
義父母、実父母ともに
予定が空いていたので
急遽
“お食い初め”
をすることにしました。
三人目だから
3回目のお食い初め。
でも私、
今まで何もわかってませんでした…
“お食い初め”って一体何?
赤ちゃんは全くわかってないのに
何のためにするの?
親のエゴなんじゃない!?
と思ったこともありました。
でも、
100日のお祝いには
素敵な意味があったんです。
お食い初めとは?
一人目は親任せ、
二人目はお店で、と
今まで自分がお食い初めを
段取りしたことがありませんでした。
「100日になったら
お食い初めをする」
という儀式は知っていたものの
お恥ずかしいことに
親でありながら
本来の意味があやふやでした…
「お食い初め(おくいぞめ)」とは、赤ちゃんの生後100日頃に、一生食べ物に困らないようにという願いを込めてごちそうを食べさせる真似をする、お祝いのことです。
出典:okuizome.jp
そして、
娘からも質問がありました。
どうして
石を食べさせるフリをするの?
生後100日頃は、ちょうど赤ちゃんの歯が生えはじめる時期でもあります。お食い初めでは、赤ちゃんに石のように丈夫な歯が生える事を願う、「歯固め(はがため)」という儀式を行います。そして、この歯固めの儀式でつかわれる石のことを、「歯固めの石」または「歯固め石」といいます。
出典;okuizome.jp
石は、
歯固め
なんですね。
石は
義母が川で取ってきてくれたものを
一人目から代々使っています。
というわけで、
お食い初めをするのは…
100日を迎えた赤ちゃんが
将来しっかりごはんを食べて
健康でいられるように祈願するため
のようです。
なるほど〜。
メニューは?
お食い初め膳の献立は一汁三菜で、赤飯、焼き魚(鯛)、煮物、汁物、香の物を用意します。これには赤ちゃんが生きてゆくうえで必要な食材として、穀物、海のもの、山のもの、飲み物、塩を与えるという意味が込められています。
出典:okuizome.jp
はじめて自分が段取りするので
いろいろ調べました。
でも、一人で作るのではなく
実母が赤飯、
義母が煮物を用意してくれました。
私は鯛を焼いて、
蛤のお吸い物を作って、
香の物は
浸けてあったキューちゃん漬けを
使いました。
お膳は知り合いからお借りして、
鯛を乗せる盆や飾りは家にあったもので
なんとかなりました。
(鯛の下の葉は“檜”です。
父が取ってきてくれました)
そして、
みんなの愛情が詰まった
世界にひとつだけの“お膳”ができました。
助けてもらったおかげで
簡単に用意できましたが、
一人でするとなるとちょっと大変かも…
お膳や飾り、メニューも
こだわるほど大がかりになるし、
お店に注文すると高くついちゃいます。
でも、何より大事なのは
“きもち”
だと思います。
どんな形であっても
赤ちゃんを愛する心が
十分にこめられています。
娘はパーティー気分
100日のお祝いをすると決まれば、
長女は
テンション上がって
パーティー気分です。
「100日おめでとう!」
の絵をたくさん描いて、
部屋中に貼っていました。
コロナの影響で
今年は誕生会も見送っていたので
じいちゃんばあちゃんとのパーティを
すごく喜んでいました。
しかし、
パーティとなると
料理に困ります…
今回は作る余裕が無さそうだったので
スーパーのピザと
スシローのお寿司をメインにしました。
うちの子供は
ピザとお寿司があれば
大満足です。
100日ケーキは食パンで
デザートにケーキ。
即席で作りました。
前日の買い出しで、
シフォンケーキが売り切れだったので
食パンを使いました。
生クリームは
手軽に塗るだけのもの。
カスタードクリームは
前日に作って冷やしておきました。
オレオを割ってはさみ、
ブルーベリーをふんだんに入れ、
アポロで「100」にして…
思いつきケーキもなんとか完成!
本人はもちろん
食べられるわけもなく
ギャーギャー騒がしいなかで
一人スヤスヤお眠りでした…
子供を思う儀式
100日パーティー
無事終了。
あぁ楽しかった!
でも、
どうして100日なんだろう…
そういえば…
最近になって変化がありました。
・誰かにかまってもらえるとご機嫌
・よく笑い、表情が豊かになった
・昼間起きている時間が長くなった
・首がすわるようになった
お肉もついてきて、
いつの間にかポチャポチャになって
以前の“赤ちゃん”感が
ちょっと薄くなった気がします。
生後100日は
赤ちゃんのいろんな成長を感じられる
絶好のタイミング
なのかもしれません。
そして次は、
“食べる”という未知の世界へ。
しかし、
本人は何のこっちゃわかっていないし、
されるがまま…。
「あーん。」と食べるフリをして
大人は写真を撮るのに必死!
でも、
生まれてはじめて食事と向き合った姿は
とても愛らしく見えますし、
後に残るベストショットを狙いました!
にぎやかなひととき…
子供の成長を喜び、
久しぶりに集まって食事をして
1日楽しく過ごしました。
お食い初めは
たしかに
親が勝手にしていることだけど
“エゴ”というより、
“子供を思うきもち”
だなあと思いました。
おわりに
儀式や風習。
マニュアルどおりに
ただ流れだけで終わるのではなく
意味はちゃんと理解しておくべきだなぁと
思いました。
100日を選んで、
“お食い初め”を考えられた
昔の方はすごいですね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。