小２の長女は、
小さい頃から絵を描くことが好き。
「大きくなったら
お絵描きやさんになりたい。」
とずっと言ってたのが、
「将来は
画家になりたい。」
言葉が成長しました。
とは言うものの、
本物の絵画はまだ未知の世界…
描くことが楽しくても
観ることは楽しめないだろうな。
なんて思っていました。
でも、最近になって
昔の名画にも興味をもちだしたので
この度はじめて美術館を訪れました。
大阪市立美術館で開催された
フェルメールと
１７世紀オランダ絵画展へ。
もう終わっちゃいました。
しかも、最終日に行きました(^-^;
自分が子供の頃は
全くといってもいいほど
美術鑑賞には興味がなかったので、
娘の反応にはドキドキ。
何はともあれ、経験。経験だよね。
でも結果的には、
絵画も美術館の雰囲気もじっくり味わえて
実りある１日となったようです。
名画に興味をもつ
二学期に入り、学校も勉強も
すっかり嫌いになってしまった長女。
はぁ…。困ったなぁ…。
興味のあることでないと
全然やる気にならない様子。
久しぶりにパズルをやらないかと
提案してみました。
そこで最近取り組んだのが
ミニオンの１０００ピース。
このパズル、
たくさんの西洋名画が
載っているものの
ミニオンが作品に入っちゃったりと
すごくユニークなイラストなんです。
フェルメールの絵もあります。
本当の最初の出会いは
我が家に飾ってあるピカソの絵。
そして、一昨年ハマっていた
「あつまれどうぶつの森」でも
名画をいくつか知ったようです。
きっかけは単純ですが、
難しさを感じない自然な出会いが
子供にとったら良かったのかも…
はじめての美術の空間
いざ行ってみた
子供にとって初の美術館。
まず、
美術館の建物が素敵で
外観がオシャレで
入る前からワクワクしていましたし、
入った瞬間、
「わぁ～きれい～！」
今まで見たことがないような
大きなシャンデリアに
娘たちは惚れ惚れしていました。
家族全員で行きましたが
自動的に二班に分かれてしまい…
美術に全く興味のない次女と長男に
同行せざるを得ない私の班は、
超早スピードで一巡して終了…
でも、この日を楽しみにしていた
長女と夫の班には
じっくり鑑賞してもらいました。
イベント最終日ということもあり
すごい人、人、人でしたが、
長女は期待していた以上に
楽しかったようです。
来てみてよかったぁ！
心に残ったオランダ絵画と
フェルメールの代表作のポストカードを
買って帰りました。
フェルメールを知る
展示されていた
フェルメールの作品は
「窓辺で手紙を読む女」。
この作品にも
深い歴史があってそれを知ってから
観てみると、すごいなぁぁ。って。
そして、
お土産に買ったフェルメールの本
「ぼくはヨハネス・フェルメール」を
家に帰ってから娘と読んで
また心を動かされました。
フェルメールがどんな環境で育ち、
絵に対してどのように向き合って、
どんな作品を残されたか。
有名な作品に込められた意味も
はじめて知って驚くことがたくさん。
ふりがな付きの絵本になっているので
すごく分かりやすくて、
興味深いお話と内容。
これを読んだ瞬間
フェルメールの絵の見方が変わりました。
絵は、
奥が深くて難しいものだろう…
きっと分からないものだろう…
という
固定観念をもっていましたが、
画家のことも絵のことも
知れば知るほど興味深いもの
であることをはじめて発見しました。
夫の意外な趣味
「趣味」とまではいかないかな？笑
でも、夫が美術鑑賞を好きだなんて
結婚１０年にしてはじめて知りました。
先日は夫の企画で、
岡本太郎展へ行きました。
久しぶりのデートで…
お笑いライブスタンドと共に…
正直なところ、夫の付き添い程度
にしか思ってませんでしたが、
それが意外と
すごく楽しかった！
素人には分かりっこないと
最初から思っていたし
たしかに分かりませんでしたが、
作品を観るのが
とにかく楽しかった！
それを帰ってから
長女にも話したら、興味津々で…
「わたしも行きたい！」
夫はフェルメールも観に行きたいと
以前から言っていたので
「よし、行こう！」
この度の美術鑑賞、
夫の誘いがなければ
娘にも私にもなかった経験でした。
自分に興味のないことも
ちょっと足を踏み入れてみれば
関心の高まることがある。
そして、
それが次につながる…
美術館を訪れ、美術を知り、
世界が広がりました。
それはきっと子供も同じだと
思います。
おわりに
数百年前に
遠くの国で描かれた一枚。
出会えた奇跡を嬉しく思い、
言葉では上手く表現できませんが、
心動かされるものがあります。
いろんな画家の絵を見ると
もっと楽しめると本に書かれていたので
また次を楽しみにしています。
娘にとっても
素敵な美術館デビューだったと
思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
