テレビを見て、久々に涙を流しました。
その番組は…
NHKドキュメンタリー
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
１０月２２日に放送された
名門ホテル総料理長
樋口宏江さんの特集です。
[プロフェッショナル] ホテル総料理長 樋口宏江 | 幸せのひと皿 母の覚悟 | 料理人 | プロフェッショナル 仕事の流儀 | NHK
録画したものを一人で見て、涙。
後に夫が見ているのを横目に、涙。。
ブログ記事にしたく見返して、涙。。。
人として、母としての思いからか
心がとても熱くなりました。
自然と涙があふれた
樋口さんの感動ストーリーについて
綴らせていただきます。
総料理長 樋口宏江さん
主役は
樋口宏江さん（４８歳）
ナチュラルでスラリとしたスタイル。
本当に総料理長？と思ってしまいそうなほど
ほんわかしたオーラがあります。
でも、
誰よりも負けず嫌いで常に前向き！
この気持ちが
並外れた強さをもっているのかと思います。
有名ホテルの総料理長
伊勢志摩サミットで各国首脳が絶賛した
名門ホテルの総料理長です。
８０人の料理人を指揮し、
ホテルにある５店舗（フレンチ、和食など）
の全ての味に責任をもつという
重大な任務を課されています。
２児の母
膨大な仕事量、重い責任を抱えた樋口さん。
実は、男の子二人を育てるお母さんです。
夕方４０分の休憩時間に家に戻り、
子供たちに夕食を作り、
「おやすみー」
と言って、また職場に戻る。
家に帰るのは０時過ぎ。
そんな暮らしを１８年。
もう驚きしかありません。。。
料理人としてプロフェッショナル
女性初の総料理長。
先先代から伝わる
「素材から素材以上の味を引き出す」
という理念をもとに
新たな料理法、味を追求する。
そして、
常に上を上を見て、
伝統を鮮やかに変えようとする意識。
「 昨日より 今日、
今日より 明日 」
未来のある料理は
樋口さんの前向きな気持ちから
生み出されています。
皆が仕事を終えて帰宅する２２時頃から
試作品を一人で作られる熱心な姿に
心うたれました。
人としてプロフェッショナル
料理界を全く知らない私ですが…
料理長のイメージは…
きびしい監督役？
それが完全に覆されました。
休憩時間、
誰もいない厨房で一人、
食材を丁寧に洗う樋口さんの姿。
料理長自らが、
大量の食材の下処理をするの！？
驚きました。
すると、樋口さん。
「大変な作業、嫌な作業も
誰かがしないといけない。
自分がやることによって、
みんなが気持ちよくなるんだったら、
私がやる。」
ちょっと…
この思想…
素晴らしすぎて…
涙があふれてきました。
料理長というトップの立場でありながら、
率いる料理人一人ひとりの気持ちを考え、
自然と人より何倍もの作業をこなす。
誰からも尊敬される存在だと思います。
こんな上司に…出会いたい…
そして、こんな上司になりたい…
母としてプロフェッショナル
多忙な毎日。
どれだけ忙しくても追い詰められても
頑なに守り続けていることは…
息子たちの夕飯は作る
ということ。
それは、
樋口さん自身の幼い頃の思い出の
母のあたたかなごはん
が結びついていました。
家族のことを思い、作られた料理の味は
忘れられないもの。
家族と過ごせる時間はわずかですが、
料理で愛情を伝えるという母の思いが
胸にジーンと響きました。
樋口さんは、
この生活に日々悩むことがあるけれど
「美味しい」
という言葉に励まされると。
限られた家庭の時間であっても
家族の愛、絆は強く結ばれています。
まとめ
プロフェッショナルな人は
物の考え方からプロフェッショナル。
毎週見ててそう思います。
今回は、
母親をしながらプロとして仕事に生きる
というところがいつもと違い
感情移入しました…
家族を思い、
料理人を思い、
お客さんを思い、
地元の人を思い、
料理の素材を思う。
自分を犠牲にしてでも、
常に誰かのために動いている姿に
感動しました。
そして、同じ母親として
今できること、これからの未来のことを
考えさせられました。
樋口さんが料理長をされているホテルは
同じ三重県内。
志摩観光ホテル
心から尊敬する樋口さんの味に
一度会いにいきたいです…
最後までお読みいただきありがとうございました。
