5歳姉と2歳妹。
数分おきにケンカをしています。
3歳の年の差なんて関係ない!
対等のケンカです。
その度に
「またやってる…」
と思いながらも、
微笑ましく見てしまいます。
それは私自身が一人っ子で
“きょうだいげんか”と無縁だったから…
多分ちょっと羨ましいのです。
全く気をつかわずに本気でケンカして
自然と仲直りしている関係
ってとても素敵だなあ…と。
ある意味、友達以上!?
でも、子供たちにとって
「きょうだい」って
どんな存在なんだろう…
自分にはない経験なので、
つくづく考えてしまいます。
よくあるケンカ
物のとりあい
お姉ちゃんが使っていると欲しくなる
妹が嬉しそうに持っていると欲しくなる
さっきまで全く興味のなかった物なのに
楽しそうに遊んでいる様子を見ると
欲しくなって、奪いにいく。
奪われ、奪い返し、
結局力の差で負けた下の子が泣く。
この行動から起こるケンカが
一番多いです。
妹の意味のない攻撃
お姉ちゃんが何もしていないのに
妹がちょっかいを出しにいきます。
やんちゃ精神がすごい妹は
怒られるとわかっていながらも
結構思いきったイタズラをします。
お姉ちゃんの作品をぐちゃぐちゃにしたり
急に噛みつきにいったり…
と急に過激な攻撃をします。
そして、お姉ちゃんが怒って
仕返しをします。
両手で突き飛ばしたり、たたいたり…
姉の攻撃も過激です。
“きょうだい”ってこんなもんなの?
ちょっと心配になることもあります。
でも、
「そういえば従兄弟もこういうケンカしてたなあ。」
と昔の頃を思い起こしました。
“本気のけんか”ができるのが
“きょうだい”なのかな…
「きょうだい」っていい!
ケンカもするけど、
「きょうだいっていいな」
と思える時はたくさんあります。
さみしくない
スライム、粘土、砂遊びなど
二人でもくもくと楽しんでいるときは、
たまに道具のとりあいはありますが
ほぼケンカのない平和な時間です。
一人よりも二人で遊ぶほうが
楽しいですもんね。
そして、お互いに違う発見を共有して
喜びが生まれ、より楽しくなるのです。
二人ともご機嫌よく遊んでくれる間は
様子を見ながらも
他の家事をできるので助かります。
感謝の気持ちが生まれる
下の子ができないとき、
上のお姉ちゃんが手伝ってくれる。
そんな心温まる一面もあります。
最近は、2歳の妹ちゃんにも
「ありがとう。」
が言えるようになりました。
物の貸し借りでバトルになりそうな時も
この一言で場は和みます。
物に対する欲求と我慢を経験し
感謝の気持ちが生まれ、
それを言葉にして
相手に伝えられるようになったことを
とても嬉しく思います。
お姉ちゃんに寄り添う
妹が生まれてから、
お姉ちゃんと二人で過ごす時間は
以前に比べて減りました。
そして、成長するにつれて
一人でいろいろできるようになり
一人で何か描いたり作ったりしていることが
多いです。
でも、最近
「一緒に◯◯しよー!」
と私を誘ってくれることが多くなりました。
きっと、
私と二人きりの時間を過ごしたいから。
ちょっと寂しくなってきたのかな…
そう思うと胸キュン
忙しくても家事は後回しにして…
お姉ちゃんが
ちょっと甘えてるなあ…と感じたときは
できる限り遊びに付き添い、
心が満たされるようにしてあげたいです。
親の対応
NHK「すくすく子育て」(土曜9時~)で
“きょうだい育て”をテーマとした
放送がありました。
親はどう対応すればよいのか…
専門家はこのようにおっしゃっています。
☆親は裁判官にならない。
いろんな感情を経験し成長していくので
ケンカは社会生活をするための練習だと
思ってよいとのこと。
でも、
小さい年齢でも感情の記憶は残るので
上の子への配慮をしつつも
下の子に対するケアは大切です。
そして、ケンカが激しくなったら
親はとりあえず話を聞いてあげる。
どうしてそうなったか。
どうしてダメなのか。
話をして
自然と気持ちが落ちついていくことにより
怒りはどこかへ飛んでいきます。
おわりに
一人っ子の私は
常に自分だけの自由な時間でしたが、
“きょうだい”に憧れていました。
でも、“きょうだい”がいると
邪魔されたりイライラしたりと
「けんかがつきもの」
ということが親になってわかりました。
仲いいのか悪いのかわからない。
でも、
お互いの性格をよくわかっているから
年齢差はあっても最高の仲間のように
感じます。
そして、
自然と我慢することを覚えて、
知恵を身につけ、
自分の欲がありながらも
協調しようとする成長がみられます。
親としての願いは…
今、好き放題にやり合ってもいいので
後々は素敵な関係を築いていってほしい。
そして、
娘たちが成長したときに
「“きょうだい”でよかった」
と思えるような間柄であってほしい。
そう思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。